伝統工芸「日本刺繍」を実演

更新日:令和5年7月7日

刺繍について説明する職人と話を聞く人
日本刺繍職人の笹原さん 刺繍手元 作業する笹本さんの全身
笹本さんと作業を見つめる人 見学する人 実演会場広め

 伝統工芸の実演「日本刺繍」を、令和5年7月7日(木)に、環境学習交流施設エコルとごし(豊町2-1-30)で開催しました。

 この実演は、「歴史・伝統をつなぐ職人技と出会う」をテーマに実施。品川で脈々と受け継がれてきた素晴らしい伝統の技を見学できる機会として、毎月、品川区伝統工芸保存会の皆さんが中小企業センターで実施していますが、エコルとごしで開催するのは今回が初めて。幅広い世代が伝統工芸を知るきっかけとなるよう企画されています。

 今回実演したのは、品川区伝統工芸保存会会員の笹原 木実(ささはら このみ)さん。絹地に絹の糸で刺繍したものを日本刺繍と呼び、さまざまな色の絹糸を紡ぐことで彩り豊かな刺繍糸を生み出すことができるなど、日本刺繍の特徴や魅力を説明しながら、匠の技を披露しました。
 
 笹原さんは「開放的なエコルとごしで作業できて楽しいです。多世代の方々に技を見せることができてうれしいです」と述べ、見学した方は「絹糸から日本刺繍用の糸がつくられるのを初めて知りました。笹原さんの技もとても素晴らしいです」「以前から日本刺繍に興味がありましたが、目前で技を見ることができ勉強になりました」と、感想を話していました。