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認知症サポーター ステップアップ講座「意識決定支援について」開催
更新日:令和5年7月13日







令和5年7月13日(木)、区役所で認知症サポーター ステップアップ講座が開催されました。
認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守る“応援者”で、区内では延べ約2万人の方がいます。認知症の人への声かけなど直接的なお手伝いだけではなく、認知症の人やその家族の気持ちの理解に努め、また、学んだ知識を家族や友人に伝える活動なども行っています。
本講座は、認知症の症状や接し方等の基礎知識を学ぶことを目的とした認知症サポーター養成講座を受講した事がある方向けのもので、より深い学びを得ることが目的。今回は「意識決定支援について」をテーマに開催されました。
講師を務めたのは、有限会社 新井湯(旗の台4-5-18)の皆さん。はじめに認知症の症状などについておさらい。続いて今回のテーマでもある意思決定支援についてのいい例・悪い例などを具体的に説明。「本人が意思を形成することを支援」「本人が意思を表明することを支援」「本人が意思を実現することを支援」という意思決定を支援する上での3要素について紹介があると、皆さんはメモを取るなど真剣に聞いていました。
続いて、同居している高齢の母親とその娘の朝のやり取りを寸劇形式で実演。その中で、母親の意思決定を阻害していると思うところやどうしたら良かったかをグループに分かれて話し合いました。
その後、代表者1人が実際に寸劇に参加。話し合った意見を元に母親役の講師と相手の意思決定を阻害しない見事な寸劇が披露されると、皆さんから大きな拍手が送られ、この日の講座は終了しました。