市民後見人養成講座事前説明会を初開催

更新日:令和5年7月27日

会場遠景
市民後見人について説明 品川区社会福祉協議会が自作した動画を放映 参加者の質問に答える緑川さん

 市民後見人養成講座の事前説明会が、令和5年7月27日(木)に品川区社会福祉協議会(大井1-14-1)で開催されました。

 判断能力が低下した高齢者や障害のある方に寄り添い、地域の中で安心して暮らせるよう金銭管理や福祉サービスの契約手続きなど“本人が決めること”をサポートする仕組みとして成年後見制度があります。

 成年後見制度における後見人の種類の一つに市民後見人があり、市区町村で開催される養成講座を受講し成年後見人等として必要な知識を得た一般市民が、自治体の市民後見人名簿に登載された後、後見が必要な方の申立て等に伴い、自治体が推薦し裁判所が選任すると、市民後見人となります。

 (福)品川区社会福祉協議会 品川成年後見センターでは毎年、市民後見人養成講座を開催しており、今年で第11期目。これまでおよそ180人の方が講座を受講しています。市民後見人の活動に対する不安感を薄めるため、また、後見人の活動内容を知ることで目標を明確にしてもらうため、今回初めて養成講座の事前説明会を行いました。

 第一部では、(福)品川区社会福祉協議会の職員が、後見制度の概要について説明を行った後、市民後見人の活動の様子を紹介した自主制作の動画を上映。参加した皆さんは真剣に動画を見ながらメモを取っていました。

 第二部では、品川区で市民後見人として平成21年から活動している緑川眞理さんが、市民後見人として活動することになったきっかけや、やりがいなどについて話しました。緑川さんは「もちろん法律的な専門知識も必要ですが、市民後見人に一番求められているのは、相手の気持ちに寄り添った温かい対応だと思います。被後見人の方から”あなたに出会えて良かった”と言ってもらえたとき、市民後見人冥利に尽きると感じます。1人でも多くの方が市民後見人として活躍してくださることを祈っています」と、参加者に思いを伝えました。

 今年の市民後見人養成講座の申し込みは8月31日まで受け付けています。また、ホームページでは、市民後見人の活動の様子を紹介した自主制作の動画も観覧できます。どうぞご覧ください。

 講座の詳細はこちら(品川区社会福祉協議会ホームページ/別ウィンドウ表示)
 動画「市民後見人物語」はこちら(品川区社会福祉協議会ホームページ/別ウィンドウ表示)