しながわ防災学校 一般向けコース「トイレ×防災」

更新日:令和5年7月30日

説明している様子 聴いている様子 メモを取っている様子
くいずに回答している様子 何かやっている様子 簡易トイレのやつ

 令和5年7月30日(日)、しながわ防災体験館(区役所第二庁舎2階)で、しながわ防災学校 第2回一般向けコース「トイレ×防災」が開かれ、区民37名が参加しました。

 しながわ防災学校は、品川区災害対策基本条例に示している、災害の予防・応急・復興対策において、区民・防災区民組織・事業者がそれぞれの役割を学び、また各対策活動の実践練習を行うなど、活動の中心となる“しながわ防災リーダー”の育成と、地域防災力の向上を目的として開催しています。

 今回は、災害時のトイレについての重要性を学び、災害時での対応方法や平時からの備えについて理解を深めるきっかけとすることが目的。講師に特定非営利活動法人日本トイレ研究所の代表理事・加藤 篤さんを招き実施されました。

 初めに、過去の災害時を例に挙げながら、トイレが使えなくなることで健康に及ぼす影響をあわせて解説。その後、トイレが使えない場合の対応方法やポイント、平時から自宅でできる携帯トイレの備えなどについて紹介。参加者たちはメモを取ったりしながら集中して受講していました。
 最後に災害時の仮設トイレの現状と家庭での携帯トイレの取付方法や使い方を説明。また携帯トイレに水を入れ、実際の使用時を再現する実験も行われました。講義終了後の質疑応答でも、参加者から災害時を想定した熱心な質問が多く出されました。

 参加者は「普段から考えていたつもりでしたが、トイレについて具体的にどうすれば良いかが,とても理解できました」と話していました。