都内3区合同で「平和交流会」を初開催

更新日:令和5年8月9日

全員で記念撮影の写真
会場の写真 片山萌花さんの写真 疑似体験の様子の写真
ワークショップ中の参加者 黙とうしている写真 質問や意見を述べるために手を挙げている写真
グループワーク中の写真 意見を出している様子の写真 品川区の参加メンバーの記念撮影の写真
 
 令和5年8月9日(水)、
品川区、港区、千代田区合同の「平和交流会」が港区役所本庁舎(港区芝公園1-5-25)で開催されました。 

 では核兵器の廃絶と恒久平和の確立を願い、昭和60 年3 月26 日に区民の総意のもとに「非核平和都市品川宣言」を行いました。平和の尊さや大切さに対する認識を深めてもらうことを目的として、次代を担う青少年を被爆地である長崎に毎年派遣していますが、今回は台風6号の影響で青少年平和使節団の長崎派遣は中止となりました。
 
 交流会は第1部から第3部で構成され、第1部では、昨年港区平和青年団として長崎で行われた青少年ピースフォーラムに参加した卒業生の片山萌花さんが登壇。自身の活動内容を含めた自己紹介を行った後、片山さんが進行役となり、今年の長崎派遣で参加予定だったピースフォーラムのワークショップを行いました。参加者は真剣に耳を傾け、メモを取っていました。
 参加者は「世界にはまだ核兵器禁止条約の問題があるということを改めて実感しました」と感想を話し、片山さんは「世界の核兵器が減り、みんなの平和につながってほしいと願っています」と話していました。

 続いて、第2部は長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の中継を視聴。午前11時2分には全員で黙とうを行いました。
 
 第3部は、グループワークを実施。最初に「これまでの平和学習」について、個人での活動や各区で参加した平和活動などの共有を行いました。次に「戦争はなぜ起きるのか」を考え、思いついたものを付箋に書き出し、模造紙に貼り出して、カテゴリーごとに整理。最後にカテゴリーごとに分けた付箋を見ながら「戦争をなくすために、どうしたらよいか」について、グループ内で意見交換を行い、まとめた意見をグループの代表者がそれぞれ発表しました。
 発表では「相手のことを理解する」「対話すること」「思いやりが大切」「核兵器をあえて無くさず、使わないように制御する」など、さまざまな意見が出ていました。
 最後に参加者全員で記念撮影を行い、平和交流会は終了しました。
 
 区からの参加者は「長崎に行けなかったことは残念でしたが、本日の交流会に参加して有意義な時間を過ごすことができました。家族や友人のみならず、色んな人へどんどん発信していこうと思います」「受けとめるだけではなく、自ら考えることができてよかったです」と感想を述べていました。

 今回の派遣生の感想やその後の報告会の様子などをまとめたレポートは、令和6年3月ごろに完成予定です。区役所などで実施する非核平和パネル展で配布するほか、区ホームページでも公開します。