夏休み小学生向けSDGs講座「廃棄野菜で草木染め体験」を開催

更新日:令和5年8月11日

草木染めハンカチとともに笑顔のこどもの写真
講義している様子の写真 玉ねぎの皮で染液作り 絞り作業の様子の写真
染め作業の様子の写真 みんなの食育と立正大学の活動紹介の写真 コンポスト見学の写真
水洗いしている様子 絞り作業の様子の写真 感想発表の写真
 
 夏休み小学生向けSDGs講座「廃棄野菜で草木染め体験」が令和5年8月11日(金・祝) こみゅにてぃぷらざ八潮(八潮5-9-11)で開催され、8組の親子21名が参加しました。
 
 このイベントは、食育の啓発活動および調査研究、食育指導者の養成、食育活動団体への支援などを実施しているNPO法人みんなの食育と立正大学の協働事業で、玉ねぎの皮での草木染めを体験し、SDGsにつながる廃棄食材の削減について考えることが目的。

 講師を務めたのは、自然の素材を使ったさまざまなものづくりのワークショップを開催する「もの・物・モノ」の主宰者 宮里耕太さん。草木染めについての歴史や制作手順の説明があり、体験実習がスタート。
 はじめに、参加者が持参した玉ねぎの皮をお湯で煮出して染液を作りました。染液が抽出されるまでの間、用意されたハンカチに輪ゴムや木材、ビー玉などを使い、染めた時の模様をつけるための絞りの作業をしました。30分程で染料ができ、続いていよいよ染め作業。みんなでワクワクしながら、ハンカチを染料の中に漬けていきました。
 
 染め上がりを待つまでの間、SDGsについての基本知識や、みんなの食育と立正大学の取り組みについて説明があり、その後、敷地内の庭に設けられたコンポストを見学。自然の恵みが土にかえり、また大地の恵みが産まれる”食の循環”について学習しました。
 
 最後に、染料に漬けていたハンカチを取り出し、媒染液に浸して色を定着させ、絞りをほどいて水洗いをしたら完成。子どもたちは、染め上がったハンカチの透かし模様を見て、満面の笑みを浮かべていました。
「初めての草木染でしたけど楽しくできました。夏休みの間に子どもとまた色々なもので挑戦してみたいですね」「かっこよくできた。ぼくの一番のお気に入りです」などと感想を述べていました。