エコルとごしで「間伐材プランターを作って品川蕪を育てよう」開催

更新日:令和5年9月10日

作業をしている様子の写真
講座をしている様子の写真 スタンプラリーを見ている子どもの写真 ねじを巻いている親子の様子の写真
ねじを巻いている親の様子の写真 ぷらたーにニスを塗っている様子の写真 出来上がったプランターとの記念写真

 「間伐材プランターを作って品川蕪を育てよう」が令和5年9月10日(日)、環境学習交流施設「エコルとごし」(豊町2-1-30)で開催されました。

 植林された森を健全に保ち、良質な木材を作るために必要な間伐作業。このイベントは、その際に出た間伐材を使ってプランターを作ることで、プラスチック製品ではない自然素材を使った物の魅力や物の選び方、資源の大切さなどを知ってもらうことを目的に開催しました。

 初めに、戸越にある材木店の株式会社池田元一商店の池田三和子さんが「森は命のみなもと」というテーマで、間伐によって豊かな山林を維持する大切さを説明。間伐された美しい森と放置されたままの荒れた森の違いを写真で見比べ、子どもたちも間伐の大切さを学びました。続いて学校地域コーディネーターの宮原元さんが、プラスチックの製造・廃棄の工程で発生する環境負荷のことや、プラスチック製品を自然素材に代えることが二酸化炭素の削減につながることなどを話しました。

 話がおわるといよいよプランター作り開始です。プランターに使う間伐材は池田元一商店が製材した青梅市のヒノキ材。参加者は親子で力を合わせて、ネジとドライバーでプランターを組み立てました。慣れないねじ止めに苦戦しながらも、全員がなんとか時間内に組み立てを完了。できた人から順に、プランターの表面を保護する柿渋を塗って、丈夫なプランターに仕上げました。
 最後に品川蕪についての説明とともにプランターでの育て方が説明され、品川蕪の種が配られました。

 参加者の親子はできあがったプランターを手にしながら「去年、学校で品川蕪を育てたことがあって参加しました。ネジが大変でしたが、できてよかったです」「木工はどちらかというと苦手だったので、いい経験になりました。家でどう育つか楽しみですね」と楽しげに話してくれました。