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「しながわ防災学校 防災区民組織コース」修了記念講演会を区役所講堂で開催
更新日:令和5年9月23日







「しながわ防災学校 防災区民組織コース」修了記念講演会を、令和5年9月23日(土)に区役所講堂で開催しました。
防災に関する各種研修をまとめて「学校」に見立てた「しながわ防災学校」は、地域の防災活動の中心となる「しながわ防災リーダー」の育成が目的。毎年、区民、防災区民組織、事業者を対象としたさまざまなコースを設定。講義や体験を通じて防災に関する知識や技術の習得を図ることで、地域防災力の向上を目指します。
今年度、「しながわ防災学校 防災区民組織コース」のベーシックコースとステップアップコースを通じて、災害対応に必要な基礎知識、避難所開設・運営の課題や対策、地域で取り組む被災者支援対策などを学んだ修了生は34人。この日の講演会は、その一連の課程を修了した記念に開催され、今年度の修了者13名と、前年度、前々年度の修了者などを含め27名が参加しました。
初めに、森澤区長から「地域コミュニティが発達するなか、企業も含め地域住民を巻き込んで、自助共助ともに防災力の強化が課題です。そのためには地域の中心となって取り組むリーダーの存在が欠かせません。修了生の皆さんが、ここで得た知識と経験を地域の方々と共有し、これからの地域防災力向上に活躍していただくことを期待しています」と、あいさつ。
続いて、都市防災研究・災害復興研究の第一人者で、東京都や各区と連携し防災・復興計画の策定支援を行っている、東京都立大学の中林一樹名誉教授が「関東大震災に学び都心南部直下地震から命を守る”備え”と”避難”」をテーマに記念講演。近い将来発生が危惧される地震に対し、”自助なくして共助なし”という一人ひとりの心構えの重要性を語りました。
参加者は「昔から現在と、事実を基にした話が聞けて有意義な時間でした。参考にして、これから地域のために頑張っていきたいと思います」と感想を述べていました。