品川区認知症講演会を開催

更新日:令和5年9月29日

講演会会場広めの画像
認知症普及啓発事業を説明する職員の画像 ミーティングセンターの仕組みの画像 資料を見る参加者の画像
講師の画像 ステージ広めの画像 意見を発表するスタッフの画像

 品川区認知症講演会を、令和5年9月29日(金)に区役所で開催しました。

 この講演会は、9月の認知症月間および世界アルツハイマー月間にあわせて実施。テーマは『認知症になっても、安心して地域で暮らしていくために ~認知症カフェや「認知症の人と家族の一体的支援プログラム」のこれまでとこれから~』です。

 講演に先立ち、区職員が、区が実施している認知症普及啓発事業「しながわ みんなで想う 橙(オレンジ)プロジェクト」や、区内の認知症カフェを紹介しました。

 第一部では、講師の高知県立大学社会福祉学部の矢吹 知之 准教授が、認知症カフェと認知症の人と家族の一体的支援プログラムであるミーティングセンターの必要性について説明。講師は「本人や家族が認知症になっても地域で安心して暮らしていくためには、多くの人と語り合い、積極的に認知症カフェやミーティングセンターの活動に参加することが大切です」と話し、参加者はメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

 第二部では、区内のミーティングセンター「めだかの会」と「aer(アエル)」のスタッフが、矢吹 准教授と意見を交換。両施設の活動内容やミーティングセンターの役割について話し合いました。

 参加者は「認知症について分からなかったことがありましたが、理解を深めることができました。これからは認知症カフェの活動に積極的に参加したいと思います」「認知症サポーター※として、認知症の方々が暮らしやすいまちづくりに貢献したいです」と感想を話していました。

※認知症サポーター
認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守る「応援者」。品川区では、約2万人の方が養成講座を受講し、認知症サポーターとして活動。