品川図書館100周年秋の講演会「町工場から見た品川の百年」を開催

更新日:令和5年10月9日

星野 博美さんが講演している様子の写真
スクリーンの写真 星野博美さんのアップ写真 会場内の写真

 品川図書館100周年秋の講演会を令和5年10月9日(月・祝)に六行会ホール(北品川2-32-3)で開催しました。

 品川図書館は、六行会と共催してさまざまなジャンルの講師を招いた講演会を毎年実施しています。
 品川図書館100周年にあたる今回は、『世界は五反田から始まった』で第49回大佛次郎賞を受賞した品川区在住のノンフィクション作家 星野 博美さんによる「町工場から見た品川の百年」と題した講演会を行いました。
 
 星野さんが登壇し、講演会がスタート。今回の講演会には星野さんの姉も手話通訳にとして参加しました。著書の『世界は五反田から始まった』をベースに、品川区の歴史と町工場の戦争前後、あまり知られていない5月の城南大空襲のことや、戦争における庶民の日常について講演。皆さんは真剣に耳を傾けていました。
 最後に「戦争でどのように生き残ったのか、ノウハウやヒントが大事だと思います。戦争が決して自分とは無縁ではない、ということを意識していただきたい。戦時中の体験談は、いつか役に立つかもしれないので、戦争は常に意識していて下さい」と話し、講演会は終了。

 来場した方は「とても面白かったです。日頃から星野さんの本は読んでいますが、地元を知ることはとても大切だと思いました。五反田に住んでいるので、興味深かったです」と感想を述べていました。