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認知症とともに生きる~しながわっていいところ!このまちで暮らし続けたい~ を開催
更新日:令和5年11月4日









認知症講演会を、令和5年11月4日(土)に城南信用金庫本店(西五反田7-2-3)で開催しました。
区では、認知症への正しい理解を深めることを目的として、区民の方々を対象とした認知症講演会等のイベントを開催しています。
今回は”認知症とともに生きる~しながわっていいところ!このまちで暮らし続けたい~”をテーマに実施しました。
講師は福祉ジャーナリストの町永俊雄さんと、認知症ご本人である「おれんじドア」代表・丹野智文さん。講演会に先立ち、品川区役所高齢者地域支援課長が開会の挨拶を行い、認知症サポート係の職員が、認知症高齢者とともに生きる総合的な施策の推進として行っている、本人ミーティングや家族勉強会、認知症カフェなど集いの場の創出、講演会や認知症サポータ養成講座、「しながわみんなで想う橙(オレンジ)プロジェクト」など、認知症本人・家族の視点に立った区のさまざまな取り組みを紹介しました。
第1部講演は、町永さんがメディアの立場から、社会が認知症をどのように捉えてきたのかを海外の事例も含め紹介し、認知症本人による発信や活動が、社会をどのように変化させたのかを解説。続いて、39歳で若年性アルツハイマー認知症と診断され、10年経った現在も認知症の社会的理解を広める活動を行っている丹野さんが、全国で認知症の当事者たちと出合い交流を重ねてきた経験から、「安心して認知症になれるまちづくり」のヒントと提言を行いました。
第2部講演は、町永さん、丹野さん、区内で定期的に開催している、“ミーティングセンターめだかの会”の有志の方々とその家族の皆さんによる座談会を実施。前半は認知症のご本人の方々と、後半は家族の方々と、日々の暮らしや日頃思っていることについて話し合いました。
最後に丹野さんが「皆さんも認知症になるかもしれない。なった時、“自分”がどう過ごしたいか、どう生きたいかを考え、話し合っておくことが備えとして大切です」と話して講演会は終了しました。