星薬科大学公開講座 秋の薬草見学会

更新日:令和5年11月18日

草の匂いを嗅いでいる女性の写真
講義をしている画像 ホールを見学している画像 苗を頒布している画像
練り香づくりをしている画像 作っている練り香のアップ画像 温室を見学している画像
スタンプラリーをやっている画像 薬草茶をもらっている画像 薬草の匂いを嗅いでいる男性の画像
 
 星薬科大学公開講座「秋の薬草見学会」が、令和5年11月18日(土)に星薬科大学(荏原2-4-41)で開催しました。
 
 この講座は区との共催により年2回行われています。同大学内にある薬用植物園の見学会や生協学生委員会による文化施設案内、アロマセラピー研究部・漢方研究部の学生たちによる資料展示と説明、体験型アトラクションなどの企画が用意され、約150人が参加しました。

 はじめに、同大学の須藤浩准教授が、見頃を迎えている植物などについて解説し、参加者は興味深げに話を聞いていました。また、講義が行われた本館は、関東大震災や東京大空襲からの被害を免れ、今年の11月で築99年となった東京で最初期の鉄筋コンクリート建築で、今に残る当時の姿に参加者たちは感動していました。

 講義の後、参加者は自由に植物園や施設内を見学し、各所で学生たちが日ごろの部活動の成果を披露。
 学内の施設・新星館で行われた、学生たちの指導による“練り香水づくり体験”では、精油の特徴・特性などを聞いたあと思い思いに精油を調合し、楽しそうに自分だけの香りを作り上げていました。
 植物園では、技術職員が育てた苗の頒布に多くの参加者が集まったほか、園内や温室で生きた薬用植物を学生の解説を受けながら見学。
 医薬品化学研究所内のラウンジでは、漢方研究部の学生による生薬の展示と解説が行われ、聞き慣れた漢方薬の成分となる生薬の標本の香りを嗅ぐなど、貴重な体験に感心していました。
 また、アロマセラピー研究部の学生による桂花茶の提供もあるなど、参加者は薬草見学会を満喫していました。

 参加者は「建物に興味があって20年前に来て以来、今日が2度目です。初めての時あまり見なかった植物園で、身近な草がいろいろ役に立つという気づきがいっぱいありました。春にまた訪れたいです」「星新一さんのファンで来てみたのですが、植物にも興味が湧きました」などと感想を話していました。