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しながわ落語巡り~聴く・歩く東海道品川宿~
更新日:令和5年11月18日






しながわくの魅力発見ツアー「しながわ落語巡り~聴く・歩く東海道品川宿~」を、令和5年11月18日(土)に開催しました。
このイベントはしながわくの魅力発見ツアーの一環として企画したもので、品川の歴史や文化の魅力に触れることが目的。26人が参加しました。
はじめに、品川第一区民集会所(北品川3-11-16)で柳家小もんさんが落語を披露しました。前半では「海老床」などを演じつつ江戸の風情を楽しく伝え、中入り後は「四五両のおこわを息子夕べ食い」の古川柳をマクラに、古典落語「居残り佐平次」を熱演。会場を大いに湧かせました。
落語の後に、資料を紐解きながら「佐平次の居残った品川宿」の成り立ちなどに迫ったあと、いよいよまち巡りです。
品川橋や鯨塚付近の目黒川の古い流れや舞台となった「土蔵相模」の跡地など、落語に出てきた場所や地名を歩いて振り返り、小もんさんや解説員の説明に耳を傾けました。
まち巡りを終えた参加者は「落語も非常に楽しめましたし、佐平次の噺に出てくる鰻の名店の荒井家さんを見ることができてよかったです」と笑顔を見せていました。
小もんさんは「非常にやりがいがありました。舞台になっている噺を聴いた直後にその場所を歩けるのはなかなかない機会なので、皆さんに楽しんでもらえたのならいいなと思っています。舞台になった北品川だけでも、立ち止まりながら歩くとけっこう長い道のりで、いろいろなことを感じられました」と、往時の品川宿に思いを馳せていました。