エコルとごしでスペシャルティコーヒー講座「農産物としてのコーヒー」を開催

更新日:令和5年11月23日

試飲のコーヒーを受け取っている女性の画像
講義開始時の会場の画像 話している藤城さんの画像 マイクに向かって話している末包さんの画像
コーヒーを飲みながら話を聞いている皆さんの画像 満員御礼の教室の画像 スクリーンのアップの画像

 「おいしいコーヒーを飲むために vol.1『農産物としてのコーヒー、スペシャルティコーヒーとは』」と題した講座を、令和5年11月23日(木・祝)に環境学習交流施設「エコルとごし」(豊町2-1-30)で開催しました。

 この講座は、コーヒーが農作物であることを再認識し、それがどのような過程を経て一杯のコーヒーになるかを知ることで、これからもおいしいコーヒーを飲み続けるために自分たちにできることを環境の視点で考えることを目的に開催。60人を超えるコーヒー愛好家の皆さんが参加しました。

 講師を務めたのはバリスタ、ディレクターとして活躍する西大井ambos coffeeの末包翔子(すえかねしょうこ)さんに、焙煎士、国際生豆鑑定人の資格をもつ北品川 NOG COFFEE ROASTERの藤城隼(ふじしろしゅん)さん。
 はじめに、コーヒーのグレードなどを紹介し、スペシャルティコーヒーとはどのようなものか、その希少性などを説明。そして木を植え果実になり、そこから生豆をとり焙煎を経てコーヒー豆になるという過程をなどを紹介。コーヒーが長い時間・多くの過程を経て初めて完成することを学習しました。

 途中で2度、試飲の時間も設けられ、提供されたコーヒー豆の産地の紹介とともに、産地の環境や経済的な問題・課題、その解決策などの情報も解説され、参加者は聞き入っていました。

 藤城さんは「何気なく飲んでいるコーヒーが、どのようにしてできるのか。その過程がわかると、僕もそうだったように、より楽しくなると思います」と話し、参加者も「あんなに多くの過程があることを初めて知りました。豆選びも含めて、コーヒーを飲むことが、もっと楽しくなりそうです」と話してくれました。

 ※スペシャルティコーヒー…消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること(日本スペシャルティコーヒー協会より引用)