多文化共生講座「聞かせて!外国人の日本生活」を開催

更新日:令和5年12月3日

講座中の風景の写真
スクリーン投影の写真 林さん、リズキーさん、張さんの写真 レジュメの写真
スクリーン投影の写真アップ 区内在住外国人の写真 やさしい日本語ハンドブックの写真
スクリーン投影の写真 スクリーン投影の写真 張さんの写真

 多文化共生講座『聞かせて!外国人の日本生活』を、令和5年12月3日(日)に区役所・講堂で開催しました。

 多文化共生とは、”国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築きながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと”です。区では現在、約15,000人の外国人が暮らしており、その割合は約27人に1人になっています。

 今回の講座は、多文化共生についての講演や在住外国人を交えたパネルディスカッションなどを通じて、異なる文化・習慣を持つ外国人との共生方法や、コミュニケーション方法、多様な価値観・考え方について学ぶことを目的として実施。


 第1部では、ひらがなネット株式会社 清水果苗さんが講師を務め、”やさしい日本語ハンドブック”などを使って、在住外国人の現状や身近な問題について話しました。また、区で実施している外国人向けのLINEの情報発信などにも触れ、”やさしい日本語”でのコミュニケーションの重要性を受講者に伝えました。
 第2部では、区内在住外国人の皆さんをゲストに招いた、パネルディスカッションを実施。中国人の張さん、インドネシア人のリズキーさん、台湾人の林さん(体調不良により夫人が代理で登壇)の3人が、”品川区に住もうと思った理由””災害について不安なこと””文化が違うときの対応””外国人と日本人との間の壁をなくすために必要なこと”など、たくさんの質問に、1人ずつ丁寧に答えていました。

 パネリストとして参加した張さんは「参加できてありがたいイベントでした。現実には言葉の壁と文化の壁が同時に存在するので、それをなくすための文化交流活動などがあれば参加してみたいですね」と感想を話していました。