土壌リフレッシュセミナーSDGs講座「正月飾りワークショップ」開催

更新日:令和5年12月23日

自作した正月飾りを持っている男の子の写真
講師の先生の画像 藁をたたいている様子の写真 藁を編んでいる様子の写真
正月飾りに飾りをつけている様子の写真 作業している会場全体の画像 出来上がった飾りを子どもと一緒に見ている写真

 土壌リフレッシュセミナーSDGs講座「正月飾りワークショップ」が、令和5年12月23日(土) こみゅにてぃぷらざ八潮(八潮5-9-11)で開催されました。

 このイベントは、NPO法人みんなの食育と立正大学、品川区の協働事業として行われている土壌再生に関するセミナーの一環で、大地の恵みを余すところなく使いながらSDGsの取り組みを体験できるイベントとして実施。今年度3回目の今回は稲わらから正月飾りを作るをテーマに行われ、14組の親子が参加しました。
 講師を務めたのは、埼玉県で農家を営みながら、麻・わら・マコモを使ったワークショップも行っている槙田八重子さん。正月飾りの材料となるのは、日本農業遺産に認定された、埼玉県滑川町谷津田で育ったキヌヒカリの稲わらです。

 はじめに、NPO法人みんなの食育スタッフの町田さんと講師の槙田さんが稲わらについて解説。今回使う稲が自然豊かな土壌で育ったものであること、そして今年の夏が酷暑だったため稲は不作で、背の低い稲わらになったことなどを説明しました。
 その後、作業スペースに移動して、早速正月飾りの制作を開始。まずは水に浸して柔らかくした稲わらの水を切って、ハンマーで叩いて加工しやすい状態にします。続いて、その束を3つに分けて、しめ縄にしていきます。参加者の皆さんは互いに協力しながら、効率よく作業を進めました。飾り付けには、槙田さんが持ってきたマンリョウ、イヌスグリなどの実のついた枝のほか、町田さんが八潮で集めたナンテンやナンキンハゼ、松やユズリハの葉をあしらって、個性豊かな正月飾りの完成です。
 
 出来上がった正月飾りを手にして、参加者した親子は「稲を叩いたり、ねじねじするのが楽しかった。飾り付けもきれいにできた」「こんな体験ないので楽しかったです。帰ってドアの前に飾りたいです」「子どもと一緒に作れて楽しかったです」と、楽しそうに感想を述べていました。