人と地域猫が共に生きていける環境づくり事業について
更新日:令和6年4月1日
飼い主のいない猫のふん尿などによる被害やトラブルが地域で問題となり、区にも苦情や相談が寄せられています。
飼い主のいない猫は、もともとは人間に飼われていた猫で、飼い主の身勝手な理由で捨てられたり、
望まない繁殖で飼いきれず捨てられた猫が繁殖して増えたものです。
人間の無責任な行動が猫を不幸にし、人間に被害をもたらしています。
飼い主のいない猫を迷惑な存在として排除しようとしても問題は解決できません。
飼い主のいない猫の問題を解決するためには、このことを地域の問題として考え、地域の住民が主体となり、
不妊・去勢手術を施して猫が増えないようにしたうえで、エサの管理やフンの清掃などを行い、猫と人との共生を図る取り組みが必要です。
品川区では、別世帯3人以上で品川区地域猫活動協力チームとして登録し、活動を行う「人と地域猫が共に生きていける環境づくり事業」を実施しています。
今までは町会・自治会単位での活動のみが対象でしたが、令和6年度から誰もが活動に参加できる仕組みを新設しました。
本事業も「飼い主のいない猫との共生モデル事業」と同様に飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費や、地域猫を管理するために必要な経費の一部助成を行っています。
品川区地域猫活動協力チームの登録要件
⑵ 品川区内の登録した活動地域において活動すること。
⑶ チームの構成員は別世帯の3人以上の成人が含まれること。
⑷ チームに未成年者の構成員がいる場合、当該未成年構成員は常に成人構成員と行動を共にすること。
⑸ 代表者は品川区在住の成人であり、かつ、成人構成員の半数以上が品川区在住であること。
⑹ 営利を目的にしないこと。
⑺ 区が実施する説明会および講習会等に参加すること。
品川区地域猫活動協力チームの具体的な活動
- 不妊・去勢手術の実施
- 所有者の許可を得た場所での定時定点給餌
- 飼い主のいない猫の頭数の把握、管理
- 餌場、猫のトイレ、活動周辺の清掃
- 活動地域での活動目標や内容の周知(近隣住民とのコミュニケーション)
助成内容
不妊・去勢手術助成額(1頭につき)
メス:25,000円(上限あり)
オス:15,000円(上限あり)
※不妊手術とは、メス猫の卵巣または子宮の摘除、去勢手術とは、オス猫の精巣の摘除をいいます。
耳カットを含みます。
※予算到達次第終了とします。
医療行為助成額
医療行為:1個体につき1回のみ7,000円(上限あり)
※医療行為とは、譲渡を前提とした必要な検査、駆虫、混合ワクチン等獣医師が病院内で行う医療行為をいいます。
不妊去勢手術のための動物病院へのタクシー搬送費
病院への往復にタクシーを利用した場合に運賃の一部を助成します。
手術費助成を申請時にタクシー領収書(原本)を添付して申請ください。
往復4,000円(上限あり)
管理に必要な経費
【餌、トイレ等(設置、消耗品)、周知のためのチラシ印刷発注費用、その他管理に必要と認められるもの】
※1 4~6月分は7月申請、7~9月分は10月申請、10~12月分は1月申請、1~3月分は3月末日までに申請。買ったものの明細が載っているレシートを添付して申請ください。
餌代 登録いただいた地域猫1頭につき1,000円/月(上限あり)
消耗品費 2,000円/月(上限あり)
飼い主のいない猫の適切な管理のために必要なサービスの提供
活動地域周辺民有地等の消毒・清掃事業者の派遣(月1回)
ボランティア保険の加入(申請時に記載した活動構成員が対象)
※上限ありとは・・・助成額の上限に満たない場合、実際にかかった金額を上限とします。
次の動物病院は受領委任払の対応ができます。
(動物病院での会計時に区からの助成金分を差し引いた負担分を支払し、区の助成金分は区から直接動物病院にお支払いする方法)
動物病院名 | 所在地 | 電話番号 | |
1 | あかつき動物病院 | 東大井3-16-2グレースビル101 | 03-6404-6049 |
2 | 荒川動物病院 | 小山6-25-5 | 03-3781-8265 |
3 | サイトウ動物病院 | 南品川4-4-5 | 03-3458-3991 |
お問い合わせ
品川区保健所生活衛生課管理係
電話:03-5742-9132
FAX:03-5742-9104