女性に対する暴力をなくす運動(11月12日~25日)

更新日:令和4年12月24日

毎年11月12日から25日は『女性に対する暴力をなくす運動』期間です 。

国では、毎年11月12日から11月25日(女性に対する暴力撤廃国際日)までの2週間を「女性に対する暴力をなくす運動」期間としています。

暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありません。
特に、配偶者などからの暴力、性犯罪、売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為など女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題です。

内閣府では、令和2年6月11日に決定された「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」に基づき、令和2年度から4年度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の集中強化期間としました。
令和4年度の運動においても、「性暴力を、なくそう」をテーマとし、予防啓発の取り組みや被害に遭った場合の相談窓口の周知を図っています。
加害者と被害者を生まないため、この運動をきっかけに暴力や人権尊重について考えてみませんか。


 

※国が定める女性に対する暴力根絶のシンボルマーク
 シンボルマークは、女性が腕をクロスさせた姿を描いており、
女性の表情、握りしめたこぶし、クロスさせた腕により、 女性に
対する暴力を断固として拒絶する強い意志を表しています。

 

 

令和4年度 内閣府男女共同参画局作成の女性に対する暴力をなくす運動期間の周知用リーフレット

今年度の「女性に対する暴力をなくす運動」は「性暴力を、なくそう」をテーマに取り上げます。
相手の同意のない性的な行為は、性暴力です。性暴力は、性別や年齢にかかわらず起こります。身近な人や交際相手、配偶者から被害を受けることもあります。
あなたの望まない性的な行為は、性暴力です。迷わずに関係機関に相談してください。

パープルリボンの樹の展示

男女共同参画センター交流室では、女性に対する暴力根絶のシンボルとして『“パープルリボン”の樹』を展示しています。

 

パープルリボンとは

暴力や虐待の被害者にとって、より安全な世界をつくることを目的として、1994年、アメリカ・ニューハンプシャー州のベルリンという小さな町で、レイプや虐待のサバイバーによって生まれたものです。
女性に対する暴力を許さない社会を目指す草の根運動として世界に広まっており、パープルは女性に対する暴力をなくす運動のシンボルカラーとなっています。

パープルリボンの樹

DVについて、知っていますか

配偶者・パートナーなど親密な間柄にある人から一方的に受ける暴力をDV(ドメスティック・バイオレンス)といいます。

暴力の形態は、殴る、蹴るといった身体的なものに限定されることなく、精神的、経済的、性的、リベンジポルノなどの社会的暴力、ストーカー行為など多岐にわたります。
いかなる理由があろうとも、暴力は決して許されるものではありません。
こうしたさまざまな暴力や相手を支配する行為によって被害者が心身に深い傷を追うのは、もちろん、そのすぐ近くにいる子どもたちにも深刻な影響(面前DVによる児童虐待など)を与えます。

身近にDVの話をきいたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、内閣府の調査では、既婚女性の4人に1人が夫や恋人などから何らかのDVを受けた経験があるというデータがあります。
DVの実態が表面化しないのは、多くの被害者が誰にも相談しないためともいわれています。

また、最近では、若者の恋人間での暴力(デートDV)も大きな問題となっています。  20歳以上の男女、約2000人を対象とした国の調査では、交際相手からの暴力を10人に1人が受けたことがあると答えています。


このような、個人の尊厳を著しく害し、男女共同参画社会の妨げとなるDVは、決して許されないものです。

もしかして?と思ったら、最寄の相談機関にご相談ください。

 

「心に響かせるDV根絶パネル」を展示します

全国各地で感動の輪を広げる「心に響かせるDV根絶パネル」を NPO法人男女平等参画推進みなと のご協力により、「しながわ人権のひろば2022」で展示します。

このパネルは、何気ない日常生活のあちこちで起きているDVを写真とストーリーで浮き彫りにしています。
通りすがりにチラッと見た人にも「DVは他人事でない」と気づかせてくれるような、日常の1コマが切り取られています。
同じ会場で展示している品川区内小中学生の人権標語・ポスターとともに、ぜひこの機会にご覧ください。


会場:荏原文化センター レクリエーションホール
日時:令和4年12月3日(土)~5日(月)午前9時30分~午後4時45分まで(5日は午後3時まで)


*この展示パネルは、2010年にTCC賞(東京コピーライターズクラブ賞)を受賞した作品の一部を
NPO法人男平等参画推進みなとからお借りしたものです。

*密を避けるために、混雑状況により入場制限をいたしますので、ご協力をお願いします。

「知っていますか?女性をとりまく暴力について」図書展示

 男女共同参画センター 交流室・資料コーナーでは、この運動にあわせ東京ウィメンズプラザより書籍を借り
   「知っていますか?女性をとりまく暴力について」 というテーマで閲覧コーナーを設けています。

  期間:令和4年11月12日(土)~11月25日(金)
  時間:平日・午前9時~午後5時まで

DV防止パネル展示 および パープル・ライトアップ

DVパネル展

男女共同参画センター 交流室・資料コーナーでデートDVに関するパネル展示を行っております。
掲示期間:令和4年11月1日(火)~12月16日(金)まで
閲覧時間:男女共同参画センター内(午前9時00分~午後9時30分) ※祝日を除く 


パープル・ライトアップ

パープル・ライトアップとは、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなんで、「女性に対する暴力をなくす運動」期間(毎年11月12日~25日)に全国各地でパープル・ライトアップを実施しているものです。
女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるとともに、被害者に対して「ひとりで悩まず、まずは相談をしてください」というメッセージがこめられています。

この運動にあわせて男女共同参画センター内でのライトアップのほか目黒川、運河に架かる橋でパープル・ライトアップ運動を実施します。
この運動をきっかけに暴力や人権尊重について考えてみませんか。

 男女共同参画センター
 
期間:令和4年11月1日(火)~12月16日(金)
 時間:平日・午前9時~午後5時まで 

 目黒川、運河に架かる橋
 期間:令和4年11月12日(土)~11月25日(金) ※11月20日(日)を除く
 

 

 

お問い合わせ

品川区男女共同参画センター(人権啓発課男女共同参画担当)
   品川区東大井5-18-1(きゅりあん3階)
 電話:03-5479-4104
   FAX:03-5479-4111

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