市民科学習を受け 6年生が区へ提言

更新日:令和5年2月21日

発表する子ども
発表する様子 写真を撮っている様子 スライドを動かしている様子
発表する様子 発表する様子 龍馬こうりん

 令和5年2月21日(火)、大井第一小学校(大井6-1-32)で、6年生の市民科学習で行った「大森貝塚遺跡庭園の来園者を増やすためにはどうしたらいいか」というプロジェクトについて1回目の授業(令和4年9月7日(水))の講師を務めた文化観光課の職員へ提言がありました。

 この学習は「教科での学びを実社会で活用」をコンセプトに、家庭や社会における自己の役割を理解し、社会的な行動力の基礎を身につけることを目的に実施。今回は品川区の観光業における課題の解決を目指す「私たちの地域 品川の魅力発信プロジェクト」として、学校から近い「大森貝塚遺跡庭園の来園者を増やすためにはどうしたらいいか」という課題について児童たちが考えました。

 提言では、松・竹・梅・月組の4クラスがそれぞれ、パワーポイントなどを作成し、発表。「大森貝塚グルメフェスの開催」や「すでに行われている人気イベントに大森貝塚を盛り込んだウオーキングマップの作成」「竪穴住居式の売店を設置」「公衆トイレの整備」など、子どもならではの柔軟な発想やタブレットなどを活用して調べたさまざまなデータに基づく提言を職員は食い入るように聞いていました。
 発表後、1回目の授業の講師を務めた文化観光課の職員が「情報量の多さに驚きました。皆さんに力を合わせて調べていただいたことは、区役所に持ち帰り参考にさせていただきます。本当にありがとうございました」と講評しました。最後に、しながわ観光大使(見習い)の「ハタチの龍馬」が登場。みんな一斉に笑顔になりました。

 発表した子どもたちは「4.5カ月間かけてみんなで作った企画なので活用してもらえるとうれしいです」「自分たちなりに調べたデータなどを考察して発表できたことがよかった」と感想を話していました。