令和4年度東京都・品川区合同総合防災訓練(2日目/医療救護訓練、防災サッカー、検視・検案・身元確認訓練、救出救助訓練)

更新日:令和4年9月4日

救出救助訓練会場
都知事と区長が訓練を視察 医師たちによる検診訓練 けが人役を治療する
防災サッカー 地震のポーズ 備蓄品リストを暗記する 覚えた備蓄品の名前を言いながらパスラリー
都知事や区長も一緒に記念撮影 検視・検案・身元確認訓練会場表示 死亡届受理訓練
タンカでけが人役を運ぶ 屋根に穴を空けて救助活動 けが人(人形)を救助する大崎高校防災部
倒壊家屋からの救出 一斉放水訓練 救出救助訓練会場遠景
パブリックビューイングの会場 防災体験館で訓練の様子を見守る人たち 生配信されたYouTubeの画面

 令和4年度 東京都・品川区合同総合防災訓練を、区内各所で実施しました。
 訓練2日目となる令和4年9月4日(日)は、医療救護活動訓練、防災サッカー、検視・検案・身元確認訓練、救出救助訓練を行いました。

 医療救護活動訓練の会場はしながわ中央公園(西品川1-27)ヘリポート。区・都の福祉保健部門のほか、災害拠点病院・医師会・歯科医師会・薬剤師会・日本赤十字社など多くの機関が参加し、トリアージ訓練や、トリアージを基にした重症・中等症・軽症エリアでの負傷者に対する医療処置訓練などを実施しました。

 また、しながわ中央公園多目的広場では、サッカーを通じて防災備蓄品や心構えについて楽しく学ぶ防災サッカーを実施。講師に男子サッカー元日本代表の石川 直宏さんを迎え、地震・火事・津波と書かれたパネルに対し適切な初期行動をとる”ファースト・アクション”と、事前に備蓄品リストを暗記し、1つずつ口に出しながらパスをする”パス・ストック”を行いました。

 中小企業センター(西品川1-28-3)では検視・検案・身元確認訓練が行われ、遺体収容から検視、検案、身元不明死体に対する身元確認および火葬許可証交付まで、遺体収容所における一連の流れを確認。区は死亡届の受理などを担当しました。

 この日の訓練の最後は、西大井広場公園(西大井1-4)での救出救助訓練です。倒壊した家屋やガレキなど仮想の災害現場を作り、警視庁・東京消防庁・自衛隊などと連携し、重機やヘリ、警察犬などを活用しながら、要救助者の救出救助活動を行いました。
 また、大井第二・第三地区の各町会、消防団、大崎高校防災部なども参加。力を合わせて救助や消火活動に取り組んだほか、デジタルを取り入れた活動(防災DX)として、区、都、警察、消防、自衛隊のドローンやヘリを活用した訓練も実施。撮影された画像は、リアルタイムで訓練会場のモニターに映し出されました。
 そのほか、区役所防災体験館シアタールームで救出救助訓練の模様をパブリックビューイングとして放映。来場者は訓練の様子を見守っていました。

 この日は、濱野区長と小池都知事が各訓練を視察。救出救助訓練の最後には、小池都知事が「地元品川区の自治会や消防団など、皆さまが訓練に取り組む姿を、とても頼もしく感じました。これまでの災害の教訓を肝に銘じ、日頃の備えや訓練に取り組むことで、地域の防災力を更に高めるようお願いします」と、続いて濱野区長が「区民の方々をはじめ、町会、自治会、事業所などの防災行動力の向上を図ることができたと考えています。関係各機関の皆さまには、引き続き、区民の安心・安全を守るためにも品川区との更なる連携をお願いします」と訓練を講評しました。


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