平成22年度施政方針 区政のさらなる発展のために 全力を尽くします
		平成22年 3月 4日
		品川区長	濱　野　　健

2月24日、平成22年第1回区議会定例会で平成22年度施政方針を発表いたしました。
施政方針の発表にあたり、平成18年の区長就任以来、皆さんとお約束し、実現してきた私の区政運営に臨む基本的な考え方を改めてお示しいたしました。
今後ともその考えをもとに、品川区政の発展に力を尽くしてまいります。

区政運営の基本的な考え方

・区政運営の基本となる新しい基本構想と長期基本計画を策定

平成20年4月に、区の将来像とその実現に向けての区民と区との共同指針をまとめた「新長期基本構想」を策定し、翌平成21年4月には、5つの都市像ごとに課題と政策をまとめた「長期基本計画」を策定しました。
その策定にあたっては、公募区民を含めた策定委員会で議論していただくとともに、世論調査や6000人の区民アンケート、パブリックコメントやタウンミーティングなどを通じて、広く区民皆さんの声をお聞きました。

・「協働」をまちづくりの基本姿勢に

まちづくりを推進するにあたり、「区民と区との協働」を区政運営の基本姿勢とし、協働事業提案制度の新設や地域振興基金とそれを活用した区民活動助成制度の創設など、協働を促進するためのしくみを整備してきました。
今後は、町会・自治会や消防団などをはじめとする様々な区民相互の協働もさらに推進していただくとともに、地域に新たな共助のしくみが生まれるよう取り組んでいきます。

・区民の声を真摯に受け止め、信頼される区政運営を

区民の期待に応え、信頼関係を築くためには、まずはなによりも区民の代表であります区議会のご意見を十分に伺うこと、そして、パブリックコメントや各地域でのタウンミーティングなどで区民の声を直接お聞きすることに努めてきました。
今後も、様々な媒体を活用し、区政情報の積極的な発信と意見の傾聴に努めると同時に、行財政改革を推進し、区民の皆さんと区との信頼関係をさらに築いていきます。

平成22年度当初予算案

現在、平成22年度予算案を第1回区議会定例会に上程し、審議をしていただいています。

今回の予算編成にあたっては、大きな方針を2つ掲げました。

・「緊急な課題」にはスピードを持って

1. 緊急経済対策
   不況に負けない経済対策とまちの元気を支援
2. 緊急待機児童解消対策
   すべての子ども施設で、総合的な取り組みを推進
3. 高齢者支援対策
   新しいタイプの高齢者住宅整備と安心入居の仕組みづくり

以上、現在品川区の3つの緊急課題にスピードをもって重点的に取り組んでまいります。

・「5つの都市像の実現」には将来を見据える視点を持って

新しい基本構想と長期基本計画において、品川区が目指すべき将来像「輝く笑顔　住み続けたいまち　しながわ」を5つの都市像として表現したものが「だれもが輝く　にぎわい都市」「未来を創る　子育て・教育都市」「次代につなぐ　環境都市」「みんなで築く　健康・福祉都市」「暮らしを守る安全・安心都市」です。

景気回復の見通しはいまだに立たず、引き続き厳しい社会経済情勢のもとでの区政運営となりますが、行財政改革を強力に推進し、さらなる財政基盤の確保に努めます。
長期期基本計画で掲げる5つの都市像を実現するための各施策も、将来を見据えた視点を持って、先送りすることなく積極的に推進し、品川区の将来像を必ずや実現させてまいります。

■施政方針（全文）

・これまでの区政運営とまちづくり

・平成22年度の区政運営

・3つの緊急課題

・5つの都市像の実現に向けて

・区政運営の基本姿勢

・平成22年度当初予算案の概要